
人事評価の際に、よくコンピテンシーをレベルを向上上していきましょうと言うことがあります。
コンピテンシーとは、高い業績を達成する人材に共通して見られる行動特性や能力のことです。
具体的には、価値観や思考、性格といった、目に見えないが成果を生み出す原動力となる要素を指します。
コンピテンシーを氷山に例えることがよくあります。氷山の上に見えている部分は、知識やスキル、経験などの「見える能力」です。一方、水面下に隠れている部分は、性格や動機、価値観などの「見えない能力」です。
この見えない部分が、実際の業績に大きく影響を与えることが多いです。例えば、リーダーシップや問題解決能力、創造的思考力などが含まれます。これらの要素が、表面的には見えにくいですが、成功するためには非常に重要です。
コンピテンシーは後天的に習得可能であり、向上させることができます。
コミュニケーション能力
例: プロジェクトマネージャーがチームメンバーと効果的にコミュニケーションを取り、プロジェクトの進捗をスムーズに管理する。
問題解決能力
例: ITサポートスタッフがシステム障害を迅速に診断し、解決策を実行して業務の中断を最小限に抑える。
リーダーシップ
例: 部門リーダーがチームを鼓舞し、目標達成に向けてメンバーを導く。
時間管理能力
例: 営業担当者が複数のクライアントとのアポイントメントを効率的にスケジュールし、全ての顧客に対して高いサービス品質を維持する。
創造力
例: マーケティング担当者が新しいキャンペーンアイデアを考案し、競合他社との差別化を図る。
眠っているのは、仕事以外の「見えない能力」もあります。
また、コンピテンシーは趣味や特技の分野でも非常に役立ちます。例えば、音楽やスポーツなどの趣味を通じて得られるスキルや特性は、他の分野でも応用可能です。
具体例
・音楽: 楽器の演奏や作曲を通じて、集中力や創造力、忍耐力が養われます。
・スポーツ: チームスポーツでは、協力やコミュニケーション能力、リーダーシップが身につきます。
・料理: 計画力や時間管理、創造力が求められます。



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