Life & Design

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正解を意識するから動けなくなる。感じるがままに動けばいい。

ロッド・ジャドキンス(著)『「クリエイティブ」の処方箋』を読んでいます。新しい誰もやっていないような、クリエイティブな仕事がしたいと思っても、頭に浮かぶことは、幼い頃に習ったことや誰かが既にやっているものばかり。考えても、考えても、答えが出ない。私たちは、考えることで答えが得られると思いがちだ。問題があれば、考えて抜け道を見つけだそうとする。あるいは迂回する方法を考える。または駆け抜ける方法を考えようとする。答えが欲しければシンクタンクに頼るし、ブレーンストーミングをして頭を絞る。私たちの文化は、考えることを強調するあまり、感じることを忘れてしまう。思考は罠にもなる。小さい頃から、問題を解くばっかりの教育を受けてきました。そこには、すべて正解がありました。先生に正解!と言われ、友達から拍手され喜ぶ。そんな時代だった。1+9=□の答えは一つ。しかし、昨今「答えのない時代」とも言われています。モノが溢れ、インターネットに答えがある時代。□+△=10の導き方は無数。いま思うところ、導き方のほうが大切だと思う。正解を意識するから動けなくなる。答えなんか、間違っていてもいい。自分の感性で、感じる...
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諦めが肝心、という戦略。

為末大(著)『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』を読んでいます。男子元陸上競技選手で、400mハードル日本記録保持者。為末大さんの言葉。世の中には、自分の努力次第で手の届く範囲がある。その一方で、どんなに努力しても及ばない、手の届かない範囲がある。努力することで進める方向というのは、自分の能力に見合った方向なのだ。著者は、高校時代に100メートル走から、400メートルハードルに切り替え、メダルを目指しました。それが勝てるところで勝負する、という戦略です。元メジャーリーガーのイチローは高校時代はピッチャーでしたが、バッターに切り替え、結果を残していきました。あなたが、もしも、計算は遅くても、段取りが早い。技術的な作業より、コミュニケーションが得意。人前で喋るのが苦手だが、裏方でコツコツやるタイプ。ジャズに精通より、ジャンルに問わず音楽全般が好き。であれは、そう!得意分野、勝てるフィールドで勝負したほうがいいのだ。
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得意分野を見極め、勝てるフィールドで勝負せよ。

為末大(著)『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』を読んでいます。男子元陸上競技選手で、400mハードル日本記録保持者。為末大さんの言葉。人間には変えられないことのほうが多い。だからこそ、変えられないままでも戦えるフィールドを探すことが重要なのだ。僕は、これが戦略だと思っている。戦略とは、トレードオフである。つまり、諦めとセットで考えるべきものだ。だめなものはだめ、無理なものは無理。そう認めたうえで、自分の強い部分をどのように生かして勝つかということを見極める。極端なことをいえば、勝ちたいから努力をするよりも、さしたる努力をすることなく勝ってしまうフィールドを探すほうが、間違いなく勝率は上がる。いまやっていることを『見極めてやめる』何かを「やめる」ことは「選ぶこと」、「決める」ことに近い、と著者は言います。勝てるフィールドを見極めもせずに、他人と同じことで競うのはやめよう。孫子の有名な言葉「戦わずにして勝つ」にもあるように、無駄な戦いはせず、と今さらながら思うこの頃。
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失敗しまくろう。何度も最後までやれば失敗するパターンが見えてくる。

金出武雄(著)『独創はひらめかない―「素人発想、玄人実行」の法則』を読んでいます。著者は人工知能、自動運転、ロボット工学VR、AIの世界的権威である金出教授。その教授の言葉。物事を推し進めようとする時、やり遂げる前に「できないこと」をいろいろ想像していては前に進まない。最後までやり遂げるから知識も増える。私はやってみることをためらう学生にこう言う。「この問題が解ける方法があれば、それをやってくれ。しかし、解く方法を君はわからない。私もわからない。とするならば、ダメだと思われる方法をやってみた方が賢明ではないか。最後までやり切れば失敗のパターンがわかるはずだ」子供の頃は、失敗はよくないと教わってきました。というか、失敗をしないようチャレンジは避けてきました。簡単にできないことこそ、失敗してあ当たり前、うまく出来なくても最後までやってみる。最後まで何度もやっていると、少しずつ失敗のブレ幅も狭くなる。とにかく、失敗しまくろう。
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umimita.comブログを暗号化(https)しました!

本ブログの暗号化(https://)対応が完了しました(urlの先頭かhttps://になります)。今では一般企業ではもちろん、閲覧者とサイトの通信を守るhttps化は当たり前になっていますが、個人が運営するサイトもその流れは避けられません。過去の当たり前はもはや通用しない、と思う昨今、重い腰がやっと動いた次第です。
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これまでの経験や思考で自分ロボットになろうとしない。

鈴木俊隆(著)『禅マインドビギナーズ・マインド』を読んでいます。著者は、アメリカに禅を広めた、曹洞宗の僧侶ですが、スティーブ・ジョブズも愛読し、影響を受けたと言われる本書。普段、やることがあれば、過去の成功や失敗体験にもとづいて、自分に指示を出そうとします。しかし、スケジュール、相手のこと、お金のこと、体力のことなど、色んなこと考え過ぎて動けなくなってしまうこともあります。私たちは、毎日、毎日、自分がなにをしたか、忘れるべきです。そして、なにか新しいことをしましょう。これが本当に「執着しない」ということです。もちろんなにか新しいことをするためには、過去を知らないといけない。それはかまわないのですが、ただ行ったことにとらわれなければいいのです。後悔はしない。ただ振り返るだけです。そうすれば、これからなにをしたらいいのかわかってきます。しかし、未来は未来であり、過去は過去であり、今だけが新しいことをするときです。これが私たちの姿勢であり、生き方です。何事にも執着せず初心者の時の「無」から始めることが本来の心の状態であり、そのような状態にある時こそ、常識にとらわれない新しい創造ができる、と著...