
ノートに〰︎と線を描く。
山のように高いところがある。
けれど、その裏側には必ず谷がある。
∩山の裏返せば∪谷になる。
もし谷がなければ、
その山はただの平らな線になる。
山をつくっているのは、
実は谷の存在だ。
谷という抑制がなければ、
山にはならない。
前に出る力。
挑戦する気持ち。
上へ伸びようとする意志。
それと同時に、
我慢する力。
引き算する選択。
やりたいことを少し抑える決断。
この二つがあって、はじめて形が生まれる。
好きなことを全部やれば、
一瞬はふくらむ。
でも、本当に続けたいなら、
どこかを抑えなければならない。
時間を整えること。
感情を整えること。
衝動を整えること。
それは後ろ向きではない。
山を高くするための、
もうひとつの力だ。
谷があるから、山になる。
抑制があるから、挑戦が立ち上がる。
どちらかだけでは、
形にはならない。
今、谷にいると感じているなら、
それは山をつくっている途中かもしれない。

