Craft & Note

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器のゆがみを防ぐ為に童仙傍(どせんぼう)で「せんべい」をつくる。

器の厚みが薄いと本焼きで楕円にゆがむことがある。原因は、本焼きの際、取っ手の重さに引っ張られるのもあるが、収縮時に棚板に引っ掛かりゆがんでしまうからだ。それを避けるために「せんべい」という板を敷くことで、引っ掛かりを回避することができる。童仙傍(どせんぼう)という耐火性の高い土を水でこねてせんべい上の板にのばす、基本的にただそれだけ。あと「せんべい」は、釉薬が垂れても棚板にくっつかない対策にもなるので知っておきたい方法だ。
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自分に必要だからつくる。

今は写真撮影のほうは休まざる得ないので、必然的に陶芸中心になってくる。写真は最近、焼き上がった器たち。ブルー主体の器たちだが、私の好みが反映されている。空いた時間に久しぶりに、西村佳哲『自分の仕事をつくる』を読んでいるが、その中にスターネット創立者故馬場浩史氏の言葉が心に響いたのでメモ。僕は自分の個人的なことを、きちんと掘り下げて、一つ一つ形にしていきたい。別に一万人を相手にしなくたっていいでしょう?自分がつくっているものは、自分に必要だからつくるんです。この茶碗も、ただ売るためにつくりだしているのではなくて、まず自分が使いたい、カフェで使いたい。目的はハッキリしている。そうでないと僕はモノをつくれない。自分が着たいとか、そういことが重要だと思うんです。自分が欲しいものを少し多めにつくって、”好きな人がいたらどうぞ”っていうスタイルです。少しでも多くのモノをつくって売ろうとなると、一番安易なところにチューニングしていくしかないじゃないですか。しかしそれは、確実に目的を見失いますよね。P208西村佳哲『自分の仕事をつくる』もともと、馬場氏は「TOKIOKUMAGAI」ブランドのプロデュー...
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【陶芸家の日記】#001 器が出来るまで。

器づくりを工程を追って載せてみます。まずは、ロクロ廻し。削りをして、取っ手を付けて乾いたら700度で素焼き。素焼きが完了して次は、釉薬掛け。1220度で本焼き。そして、完成。
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ターコイズブルーのマグカップ

本焼き直後のマグカップ。コンスタントに作れている時は心も体も健康だ。写真が外向きベクトルなら、器づくりが内向きベクトルでバランスは保たれている。
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明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
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Soup Mugs

本焼き。